10月13日、神奈川県神社庁相模中連合支部の主催によります、祭式衣紋研修会が当神社研修殿にて開催されました。
受講生は平塚、大磯、二宮、伊勢原、秦野各地の神職ですが、講師には神奈川県神社庁祭式講師であります小野和伸先生をお招きして行なわれました
今回の研修内容は、衣紋の実技研修を中心に行って頂きました。
衣紋とは、我々神職が身に着ける装束の着け方の言葉です。
始めは、『神職の祭祀服装に関する規定』の講義を分かりやすく解説して頂き受講生一同緊張の中、小野先生の講義を拝聴しました。
(小野先生による『神職の祭祀服装に関する規定』の講義)
講義終了後、休憩をはさみ『正服』の衣紋の実技講習に入りました。
『正服』は大祭(例大祭、新嘗祭、祈年祭)に着る装束の事です。
始めは、日頃忘れがちな本来の装束の扱い方を、懇切丁寧にご指導して頂きました。
次に、前衣紋者(装束の前を着付ける方)と、後衣紋者(装束の後ろを着付ける方)と 、御方(装束を着る方)と三人を一組と組分けてご指導して頂きました。
(袴の扱い方の様子)
(各組毎にやさしく丁寧にご指導して頂きました)
先生の熱の入ったご指導により、予定時間を30分以上延長し今回の祭式衣紋研修会を終了しました。
受講生一同、改めて装束の着こなしは勿論の事、着付けに関する再確認と更に、新たな知識をご指導して頂き小野先生に感謝しました。
研修会終了後は、先生を囲んで会食を行い和やかに終了しました。