新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今年の国府祭は臨時祭というかたちにての斎行となりました。
午前9時 相模国府祭臨時祭
前鳥神社の御社殿にて責任役員参列のもと宮司・総代(奉迎使)は正装にて祭典に臨みました。
祝詞では感染症の蔓延から、先ずは今年の国府祭が神揃山並びに王家場への神輿渡御が叶わないことが奉告され、相模の國・氏子崇敬者の安寧等が祈られ、加えてこの度の感染症の一日も早い収束が祈願されました。
その後
宮司・総代は前鳥の大神の御分霊としての守公神(しゅこうしん)と共に、総社六所神社に向かいました。
午前11時 総社御大祭(そうしゃおんたいさい)
六所神社に参集した類社の宮司・総代は総社御大祭に臨みました。
はじめに総社御本殿の御扉が開かれ、お供え物が献じられました。
総社宮司の祝詞奏上の後には、各神社の守公神を総社にお納めする
神対面(かみたいめ)の儀が行われました。
千年以上の歴史を有する相模国府祭。
過去にも中断の時期や、神輿渡御が行われない時もありましたが、疫病の蔓延による中止ということは国府祭史上無かったことでしょう。
しかしこのような国難の時でも、相模の國の六神社の氏子並びに神職の力により、かたちは違えども「いずれ明年まで」に繋がる祭典をつつがなく執り行う事ができました。
相模国府祭類社会では国府祭を記念しての限定御朱印(書置き)を頒布しております。
祭典終了後でも当面授与しておりますので、ご案内申し上げます。