梅雨入りし、じめじめとした気候が続いていますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
[クチナシの花]
「梅雨入り」は気象学上の表現ですが、「入梅(にゅうばい)」は二十四節気に含まれない暦の上での節目「雑節」で、お天気とは関係なく毎年6月10日・11日頃が当てられます。
どちらにも梅の字が使われるのは、この時期に梅の実が大きくなり収穫を迎えるためです。また、丸く瑞々しい青梅が実る様子は古くから鑑賞され、梅には花と実、二度の見頃があるとも言われます。
前鳥神社境内社の奨学神社は、飛梅伝説で知られる菅原道真公と、難波津の歌 で知られる王仁命(わにのみこと)をお祀りしているため、梅とのゆかりが深く、社前に梅の木が植えられています。
この木になった梅の実の収穫が今年も行われました。
前日の強風により落下したものもありましたが、収穫された実は例年よりも多く、早速洗って砂糖漬けにされました。