5月5日に相模国府祭(こうのまち)が行われました。
相模国を代表する六社が合同で祭典を行います。
当四之宮前鳥神社では、午前7時からの発輿祭から午後8時30分までの神輿宮入りまでの間賑々しく盛大に執り行われました。
発輿祭の様子
青年会長による手締め
敷石工事を終えた真新しい参道を進みます
新しい鳥居をくぐります
北向観音堂までかつぎ渡御を行い、その後神輿を車に載せて大磯の斎場へと向かいました。
午前10時30分に大磯の神揃山のふもとの畑中(はたなか)の斎場にて、麦振舞神事(むぎふるまいしんじ)を行いました。平塚市指定重要文化財の神事です。神輿の担ぎ手が力飯(ちからめし)を食べるという神人共食(しんじんきょうしょく)ともいわれる行事で全国的にも大変珍しいものです。
氏子総代より白丁姿の担ぎ手に神酒が授与されます
太鼓の合図と共に神酒拝戴し力飯を食します
オー、オー、オーと3度雄叫びを上げます。
力飯は、大豆入りのおこわ飯、唐辛子、大根の煮もので構成されます
神揃山を登ります
午前11時すぎに無事着御しました
着御の後は神揃山祭を奉仕し、天下泰平、五穀豊穣などを祈願しました。その後正午より座問答が行われました。
午後1時50分一之宮より順に神揃山を下り、王家場(おおやば)斎場がある馬場公園へ向かいます。
王家場斎場に到着しました。
七十五膳献上の儀 総社六所神社より各社に神饌が供えられます
神対面神事(しんたいめしんじ) 五社の宮司がそれぞれの神社の御分霊である守公神(しゅこうしん)を六所神社宮司へ渡し、五社の神職全員と奉迎使が六所神社の神輿を拝礼します。
国司奉幣(こくしほうへい)の儀 国司(大磯町長)が一之宮から順に玉串と幣帛を捧げ参拝します。
神裁許の儀(しんさいきょのぎ)六所神社の宮司が八幡宮から一之宮の順に参拝し、新しい守公神が納められた事を奉告します。
午後4時 八幡宮より王家場を発輿しました。
その後神輿を車に載せ平塚へ。午後6時15分四之宮下郷を発ち旧道129号を神社へ担ぎ渡御を行いました。なお下郷からは迎え神輿(前鳥神社大神輿)と共に神社まで渡御します。
四之宮氏子中を渡御する御霊神輿
御霊神輿の後ろに迎え神輿が渡御します
宮入り前の道中特に神社近くの参道にあたる家々では、麦わらを燃やして迎え火を焚き神輿を迎えるならわしです。
御霊神輿宮入り
迎え神輿宮入り
今年も四之宮の氏子が心一つに力を合わせて、無事に盛大に厳修されました。