春らしい暖かい日が続くようになり、境内の桜もようやく見頃を迎えました。
今年は開花してから咲き揃うまで少し時間がかかったように思います。
また今週末は天候が崩れるとの予報。
お花見を計画される方は頭を悩ませ、やきもきとされているのではないでしょうか。
「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(『古今和歌集』 在原業平)
平安の昔にも、桜に一喜一憂する人々の心を詠んだ歌があります。
開花を心待ちにし、散り急ぐのを惜しむ。これ程に人の心を騒がせる花は他にないのではないでしょうか。
陽気も手伝ってか、桜の頃になると参拝の方が多くなるように思います。
参道の桜並木の下では、ハープで「さくらさくら」を演奏されている方がいらっしゃいました。
春のうららかな陽射しと柔らかなハープの音色が合わさり、とても素敵な雰囲気です。
表参道の工事もいよいよ大詰めを迎え、まもなく完成いたします。
鳥居もついに型枠が外れ、順調に作業が進んでいる様子です。
工事の為、皆様には引き続きご不便をおかけしますが、ご参拝やお花見の際はお気をつけてお越しください。