2月3日、節分の日に前鳥神社でも節分祭と豆まきが行われました。
約百名の年男・年女は全員裃を着て参列します。
宮司の除災招福を祈願する祝詞に続き、弓箭の祝事・弓矢の行事・打ち豆の行事など他のお祭りにはない行事が祭典の中で行われます。
これらは「追儺(ついな)神事」に由来しています。追儺は「鬼やらい」とも読み、鬼や魔物が嫌う弓の弦音を鳴らして脅かし追い払う行事です。
祭典後の豆まきは境内に建てられたやぐらから行われ、休日ということもあり、多くの人が集まりました。
また、同日の別時刻にさきとり幼稚園の子どもたちも豆まきを行い、集まった園保護者たちに向かって「鬼はそと福はうち」の大きな掛け声で紙袋に入った豆を投げていました。
翌日の立春は、まさに春の始めを感じさせる、とても暖かな一日となりました。