4日、八坂神社宵宮祭が行われました。
八坂神社は前鳥神社の境内にある神戸(ごうど)神社内に合祀されている神社で、ご祭神は素盞鳴尊(スサノヲノミコト)さまです。
素盞鳴尊さまは古くは牛頭天王(ごずてんのう)と呼ばれ、八坂神社のお祭りを「お天王(てんのう)さん」とも呼ぶのはここに由来します。
「宵宮祭」と言いますが、祭典は午前9時から行われます。
斎主に合わせ一拝を行う氏子役員
社殿内での祝詞奏上
祭典終了後、八坂神社の大神輿が神輿庫から出され、ご本社の拝殿に奉安されます。
ご本社の大神輿と比べればやや小さいものの、拝殿へ担ぎ上げるのは一苦労
神戸神社の向きに合わせ西向きに据えられます。
続いて子ども神輿の担ぎ上げ
9日の八坂神社例祭まで5日5晩の間、拝殿に奉安される2基のお神輿
四足付獅子木鼻
八坂神社神輿は明治23(1890)年7月に大山の宮大工「手中明王太郎(てなかみょうおうたろう)忌部景元(いんべのかげもと)」を棟梁として建造されました。
この神輿の最も大きな特徴として挙げられるのがこの「丸柱の回転巻龍」です。四隅の丸柱に巻き付くように彫られた2匹の龍の彫刻が、手で押すと丸柱を軸として回転する珍しい細工です。69歳と円熟期を迎えた手中明王太郎の独創的な技術が光ります。
7月9日 日曜日に行われる八坂神社の例大祭では、このお神輿が四之宮地区内を渡御します。八坂神社例祭は素盞鳴尊さまの猛々しい御神力をいただいて、病や災いを追い払い夏を元気に過ごすためのお祭りです。お神輿の見物も兼ねて、ぜひご家族でご参加ください。